GTK+-2.8をインストールします。GTKをインストールするには、GLib,FreeType,cairo,Pango,ATKとGTK+が必要になります。
GTK+は、GIMP tool kitの略でフォトレタッチソフトGIMPを作るために作ったGUIツールキットです。
まず、GTK+ The GIMP Toolkitから GLib,Pango,ATKとGTK+を任意のディレクトリ、ここでは、/usr/local/srcに ダウンロードします。
事前にgettext,libxml2,fontconfig,FreeType,libjpeg,libtiff,libpngをインストールする必要があります。
GLibから順に展開しコンパイル、インストールします。
# tar zxvf glib-2.8.6.tar.gz # cd glib-2.8.6 # ./configure
私の環境では、configure時にgettextが無いと次のようなエラーが表示されたので gettextをインストールします。
*** You must have either have gettext support in your C library, or use the *** GNU gettext library. (http://www.gnu.org/software/gettext/gettext.html)
glibのインストールを再開します。
# ./configure # make # make install
ATKを展開しコンパイル、インストールします。
./configureでPKG_CONFIG_PATHが見つからなかったので次のようにしてインストールします。
# export PKG_CONFIG_PATH=/usr/local/lib/pkgconfig
# tar zxvf atk-1.10.3.tar.gz # cd atk-1.10.3 # ./configure # make # make install
ATKのインストールは終了です。
cairoを展開しコンパイル、インストールします。
# tar zxvf cairo-1.0.2.tar.gz # cd cairo-1.0.2 # ./configure # make # make install # /sbin/ldconfig
Pangoを展開しコンパイル、インストールします。Pangoの前にcairoをインストールする必要があります。
# tar zxvf pango-1.10.4.tar.gz # cd pango-1.10.4 # ./configure --prefix=/usr
またしても、次のようなエラーが出ました。
configure: error: *** Didn't find any of FreeType, X11, or Win32.
TrueTypeフォントのレンダリング用ライブラリが見つからないとの事なので FreeType2をインストールします。
FreeType2をインストールしましたがエラーが解消されません。Pangoには、他にもfontconfigが 必要なようなのでfontconfigをインストールします。
条件が整ったようなのでPangoのインストールを再開します。
# ./configure --prefix=/usr
今度は、makeでエラーが発生します。
undefined reference to `cairo_surface_write_to_png' gmake[2]: *** [cairosimple] エラー 1
いろいろ調べてみたのですが、glitzがいるとか・・・いろいろな情報があり 、その中でとりあえず、Makefileを修正する方法でインストールしてみました。
MakefileのSUBDIRSからexamplesを削除し、コンパイルします。
# make # make install
Pangoのインストールは終了です。
GTK+-2.8を展開しコンパイル、インストールします。
# tar zxvf gtk+-2.8.9.tar.gz # cd gtk+-2.8.9 # ./configure # make # make install
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